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旅レポート

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1日目「初めてのロック通過」

ボートの操縦に挑戦。ドキドキです!

今回のハウスボート・クルーズの起点は、トロントの北東にあるピジョン・レイクのほとり。近くにあるビクトリア朝の街ポート・ホープで前泊し、B&Bのおいしくてたっぷりの朝食をいただいて出発。
ガイド役はハウスボート旅のエキスパート佐久間さん 。あるときはアルゴンキン州立公園のパークナチュラリスト、あるときは原野でのカヌーガイドと、マルチな活躍をするアウトドアマンです。「オンタリオで人気のハウスボート・クルーズの面白さを、日本人旅行者にもぜひ体験していただきたいんです」と、この取材に同行してくれました。

途中、スーパーで食材の買い出しをしてから、ピジョン・レイクにあるイーガン・ハウスボート・レンタル社へ。受付とボートの操縦方法などのレクチャーを済ませたら、早速旅のはじまりです。まず私がやったのは、キッチンにある大きな冷蔵庫に買ってきた食材を詰め込むこと。やはり食いしん坊キャラは隠せません。

ボートの時速は最大でも10km程。非常にのんびりと進んでいきます。もちろん私も操縦。最初こそ緊張したものの、案外すぐにマスター。実はめちゃくちゃ簡単です。行きかうボートに乗ってる人に手を振ったり、日本とは違う水辺の景色を眺めたり・・・そんな余裕も見せてしまいました。
と、そこへものすごくいい香りが。そういえばオナカがすいた。ランチの時間だ!

佐久間さんが早速ハンバーガーを作ってくれています。BBQグリルで焼いた巨大なミートパティに野菜もたっぷり!ジューシー&ボリューム満点!水辺の緑を眺めながら楽しむ初めての船上ランチ、とびきりのおいしさです。

システマチックなロックを通過

出発してから2時間半ほど。初めてのロック「ボブケイジャン」を通過です!
まず最初に、ロック手前の左右どちらかにある岸のブルーラインに停泊。それを確認したロックマスターがロックの中にボートを誘導すべく信号を青に。その後、ロックの操作をスタートしてくれます。私たちのボートがロックの中に入ったら、壁面にある黒いケーブルに停泊用ロープをひっかけて待機。エンジンを切って、背後の門が閉じられるのをじっと待ちます。完全にロックが閉じられると、今度は進行方向の水栓が開けられて水位が上がっていきます。水位の上昇に合わせて船も動くので、流されないようロープにテンションをかけて、まだまだ待機。コンクリートの壁の下から、じわじわと目線が上がっていくのは、なんだかワクワクして面白い体験です。水位が完全に調整されると、前方のロックが開けられます。再びエンジンをかけ、ロープをはずして前進し、通過完了(ふう・・・)。

ロックの高さにもよりますが、通過に必要な時間は1か所につき10〜15分程。ちなみに水位を下げて進む時は、ロック内の水を前方に抜いていくので、ボートは徐々に下がり、こちらもまた不思議な感覚が味わえます。ちょっと大仕事のように思っていましたが、いくつかのロックを通過するうち要領を得てきて、むしろクルーズ中のハイライトといったかんじに。ロックマスターと話をしたり、写真を撮ったりしながら、結構余裕で上がったり下がったりを楽しめるようになりました。(というわけで、この写真は2日目に撮ったものです。左から右の写真の順に、船がロックに入ってから徐々に水位が上がり、ロックが開いて無事に通過となります)。

ボートのベッドで爆睡

午後5時頃、本日の宿泊地(停泊地)、スタージョン・レイク湖畔のベルラム・パークに到着。ところどころに、こうしたハウスボートなどが停泊できるドックがあり、ちょっとした公園のように整備されています。また、各ロックの手前にも同様に停泊できるスペースがあります。旅のプランに合わせて選べますね。ちなみに、今回借りたハウスボートのレンタルでは、これらの停泊料金も含まれているので、面倒がありません。
今朝の出発からのクルーズ時間は4時間半ほど、進んだ距離は約35km。地図で見るとほんのわずかなエリアで、車で走れば1時間足らずの区間です。けれど、ゆっくりとしたクルーズでは、風を感じたり、小鳥の鳴き声を聞いたり、水辺の木々やおもしろい地層を発見したり、ドライブとは全く違う充足感がいっぱい。もちろんボートでのんびりしていたので、疲れを感じないのもいいところ。
ドックに入ってしっかりとボートを固定したら、あとは気ままに。近くにいた釣り人と話したり、あたりを散策したり、夕食のステーキ(写真右が佐久間さん。彼の特製ガーリックソースが美味!)をたっぷり食べたり。いつの間にか、夜は更けていきました。

そして、そろそろおやすみの時間です。ボート内前方部にあるベンチの背もたれ部分と座面を倒すと、フラットな状態になってベッドに早変わり(スバラシイ)。ここに、持参した寝袋を広げてすっぽりと入って休みました。この他、ルーフトップに個室状態となっている「スリーパー」などもあり、ボートの定員分は寝場所が確保できるようになっています。
横になると、船の静かな揺れもさほど気にならず、というかむしろ揺りかごにいるみたいに心地よく、いつの間にか快適な眠りの世界へ。