トロントから車で1時間程、東へ行った場所にあるオンタリオ湖沿いの街。ロイヤリストが入植して作った街で、今もビクトリア朝の建物が多いのが特徴です。その時代の面影を色濃く残した、ウォルトン、ジョン、クィーンの3つの通りは、オンタリオでもいちばん保存状態がいい場所としても有名。また市庁舎、野外ホールなど、趣のある佇まいがたくさん見られます。中世の中庭をイメージした劇場「キャピトル・シアター」で行われる舞台やイベントも見ものです。
1850年代に建てられた邸宅をB&Bに改装。7つある部屋は広々として快適。オーナーのデイブさんは、ここに住む前はトロントやピーターボロでレストランを経営していました。が、今朝ごはんを作るのはもっぱら奥様のジェーンさん。食事はシンプルですがボリュームたっぷりで美味。
その名の通り、フェネロン・フォールズという落差約7mの滝が流れる街。メインストリート沿いには、レストランやパブ、マリンショップ、ギフトショップなどが軒を連ね、小さいながらも華やいでいます。停泊して散策するにはもってこい。初めてここに住んだアイルランド人の家がフェネロン・フォールズ博物館(写真右)となっており、夏にはアフタヌーンティーを味わえるイベントも開催されます。
なんだか懐かしさを感じる私設博物館。オーナーのリチャードさんが、12歳の頃から集めたアンティークを展示しています。中でも、カナダでいちばん古い蒸気機関トラクター(1895年製)やトラック(1910年製)など価値が高いものも多数。オンタリオ産のメープルシロップなども販売しているので、お土産にぜひ。
トレント・セバーン水路の中でも、一番古いロックができた(1833年)場所であり、ロックを見物しに多くの観光客も訪れます。ロック近くにあるスイングブリッジ(レポートで紹介したものとは別の橋です)は、実際に道路の一部として利用されていて、通常はつながった状態に。ボート通過時には車を止めて、ロックマスターがこの橋も操作して進路を開けます。これもまた、日本ではなかなかみられない風景です。この街発祥のアイスクリーム屋さんカワーサ・デイリー・カンパニー(写真右)の直営店では、裏の工場で作った乳製品を販売。中でもカナダ産の新鮮な牛乳とクリームを使って昔ながらの製法で作られたアイスクリームは大人気。味の種類も豊富で、夏は長い行列ができるほど。
トロント出身のオーナーがこの街に引っ越してきて、くつろげる場所が欲しくて作ったというお店。豆はコロンビアの契約農家から仕入れています。もともと学校の倉庫だったものを改装した店内は、天井が高く居心地のいい雰囲気。もちろん、乳製品は地元カワーサ・デイリー・カンパニーのものを使用しています。
1850〜1920年代の開拓者の村を再現した歴史村。9エーカーの敷地内に16の建物があり、これらはすべて近隣のエリアから集めたもの。机や本棚が並ぶ学校の教室、当時使われていた家具がそのままにおかれた農家など、まるで古い映画のセットのよう。1967年まで使われていた広い教会も見学ができます。夏にはガイドツアーも実施。
湖が多く、夏の別荘地としても人気のエリア。ダウンタウンには生演奏のライブが頻繁に行なわれるレストランやカフェなどが建ち並び、いたる所から音楽が聞こえてきます。夏の間中、コンサートなど様々なイベントも開催。またこの一帯は、レジャー・カヌーの発祥地。世界一の規模を誇るカナディアン・カヌー博物館(写真右)もあり、必見です。
天然素材にこだわったせっけんや入浴剤など、お店の奥でオーナーのアレックスさんが手作りしています。名前のとおり、シンプルで魅力的なものがいっぱい。どの香りにするか迷うのも、また楽しみのひとつ。
The Olde Stone Brewing Company
地ビールを楽しむなら「ザ・オールド・ストーン・ブルワリー」
お店の地下で5種類のビールを醸造。典型的なパブメニューと、ハンバーガー、サンドイッチ、ピザ、アジアンテイストの料理などが人気。メインストリート沿いにオープンスペースがあって、活気にあふれるお店。
The Olde Stone Brewing Company ※ウェブサイトはありません
住所:380 GeorgeSt. N,Peterborough TEL:705-745-0495